うつ病録

目が覚めても起き上がれない…。ときにしていること 【うつ病録】

うつ病で目が覚めても起き上がれない日の個人的におすすめの過ごし方について話したいと思います

目が覚めても起き上がれないとはどんな状況?

 うつ病でない人あるいは「うつ病でも体験したことがないよ!」という人はどんな状況?と疑問に思う方に向けて、説明していきたいと思います

①布団をはぐことができない

 朝、目が覚めてから起き上がるために布団を剥ぐと思うのですが、まず「布団を剥ぐ」ことが出来ません

冬場の朝は誰でも「お布団と仲良くしたい」となかなか布団から出たくない。と思うことも少なくありません

けれど、そのような理由ではありません

ではどのような形か?と言いますと身体に力が入らないのです

脱力状態なため、布団が重くのしかかって布団を剥ごうとしてもまったく剥げません

わたしの場合、時間が経過してくると上半身は動くようになるのですが、下半身が全くといっていいほど動いてくれません

そのような状態のためベッドの上で一日を過ごすような感じになります

酷いと一日寝て過ごすなんてことも。

②熱がないインフルエンザのような体のだるさ

 わたしの場合は「身体に力が入らない」そのようなときは、大概多くの確率で熱がないインフルエンザのような身体のだるさがあります

全体的にだるくて身体を動かそうとすると関節が痛いに加えて、倦怠感もありどんなに布団をかけていても寒気がします

主治医に確認したところ、これもうつ病の症状だそうです

コロナと見分けが付きにくく、病院に行っても車で…ということも結構あります

③そんな日はたいてい、気分も落ち込んでいる

 

 身体にも影響が出るときというのはわたしのうつ病のなかでも結構、調子が悪い日なので気分の落ち込みがものすごくあります

そんな日は学校も登校できないのでお休みしなくてはいけない日です

そして、「なんて自分は情けないのだ」と自分を責めてしまうのです

何度か起き上がろうとした後に諦めモードに入る

身体がだるく、気分も落ちているときでも起き上がろうと挑戦します

枕に手をついてみたり…いろいろ試してみますが、いつも起き上がることができません(笑)

そして、「今日は起き上がることは難しいからベッドの上で一日を過ごそう」と諦めモードになります

諦めモードに入ったわたしの行動は2つです

  1. 怠いときは素直に寝る
  2. 読書をしたり、YouTubeを見る

どっちかというと「①怠いときは素直に寝る」が多いです

たまに「起きるまでの元気はないけど、眠気がない」と言った場合は

ベッドサイドに予め用意しておいたiPadを使って読書やYouTubeなどの基本的に体力を使わなくても自分が楽しめることをします

YouTubeやネトフリは考えることを封じられるからおすすめ

「ドリップコーヒーとスマホ」の写真

 

 調子が悪いときって頭が高速サーバのように稼働して、不安で頭がいっぱいになっちゃうんですよね

このような時にはYouTubeやネトフリなどの簡単に楽しめるものの方が

主観的になりづらい分、不安から逃れられるのでおすすめです

また先ほど、「kindleで読書をする」と書きましたが、読書をするのは調子が最悪な状態から脱出できた後に楽しむのが最適です

小説は省きますが非常に不安を感じやすい状態で読書をすると

入ってきた単語から、嫌なことを連想してしまいフラッシュバックが起きる可能性が大いにあると思います (わたしは経験あり)

読書は「ちょっと調子が戻ってきた」となったら自分の好きな本を読んでみるのもいいかもしれません

太陽の光を浴びれるようにカーテンを開ける

「日差しがつよい夏日の雲」の写真

 気分が落ち込んでいる日でも「カーテンを開ける」ことは意識するようにしています

といっても、ベッドが窓際に寄せてあるため、調子が最悪でも「楽ちん」とまではいかないですが、なんとか頑張ってカーテンを開けられます

セロトニンの分泌を促すためにカーテンを開けるようにしています

うつ病を患っている私たち患者はこのセロトニンが著しく低下しているといいます。

セロトニンが著しく低下しているせいで気分が落ち込み、「何かをしたい!」というような意欲もなくなってしまいます

また、セロトニンが分泌されると夜にぐっすりと眠るために分泌される「メラトニン」の原料なので、「セロトニンが分泌される≒夜にぐっすりと眠れる」作用をもっています

気分をスッキリさせるためにも、夜にぐっすり眠るためにも

一石二鳥な「カーテンを開け、太陽を浴びる」ことを調子が優れない日ほど、大切にしています

散歩が出来なくてもカーテンを開ける

陽の光を浴びると考えれば、実際に外に出て散歩をしたほうが確実です

ですが、調子が悪い日は外に出るのも億劫になってしまうので代わりに「散歩が出来なくてもカーテンを開ける」ことをしています

もちろん、調子が優れているときには朝起きてからや、休日なら太陽の南中高度が一番高くなる正午を目安にお散歩をしています

体調不良でも散歩に行きたくなったら時間は何時でも行きます

まとめ

 この記事を書こうとしたきっかけはうつ病を経験されたことのあるTwitterのフォロワーさんとの会話の中で「目が覚めても起き上がれなかった経験がある」

というかたがいたので「もしかしたら、うつ病あるあるなのかな?」と思いで記事を書いてみました。

なので、もしこの記事を読んでくれたかたで共感してくれるかたがいれば嬉しい気持ちでいっぱいです

鬱状態で気分が落ち込んでいる時やベッドから起き上がれない日は

「自分のしたいことをして過ごすことで少しでも不安を和らげてあげる、あるいは気を紛らわすことが大切なのかな。」

と私は思います。

調子が悪いときに勉強や仕事をしても上手くいかないことがほとんどだと思うので、

そんな時は割り切って休むことを優先した方が長い目で見たときに上手くいっている

なんてこともあるのかもしれません

読んでくれてありがとうございました!